「犬は脳が大きいほど賢いのか」を調べた論文紹介

一般的に、霊長類では脳の大きさと実行機能(行動・思考・感情制御)の間に大きな関連性あると言われています。

簡単に言うと、脳が大きいほど賢いってこと。

 

では犬ではどうなのか? 大きいラブラドールや柴犬なんかは表情から「賢いなー」っていうのが伝わってくるので、もしかして犬も脳が大きいほど賢いのかとふと思ったわけです。

疑問に答える論文を見つけたので紹介します。

>>>https://link.springer.com/article/10.1007/s10071-018-01234-1

 

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脳のサイズが大きいと神経細胞の数も増えるため、より複雑な認知能力が得られるのだろうか?を調査した論文になります。

 

74犬種・7000匹を超える純血種を対象にしているのでかなり大規模な実験ですね~。

  • 犬種の脳の重量を測定
  • 10種類のテストを行い、脳の絶対重量と賢さの関連性を調査

 

 

結果は以下の1・2に関しては、脳重量が多い犬の成績がよかったそうです。

  1. 逆さまにしたカップの中に餌を隠すところをみせ、1~2分半後に餌の場所を覚えているかどうかのテスト(短期記憶)
  2. 犬の前に餌を置き、待ての指示を出した後に、指示者が後ろを向いた場合に待てるかどうかをテスト(自制心)

 

 

ですが、その他のテストは脳重量とテスト結果には関連性が見受けられないという結果となりました。

つまり、短期記憶と自制心に関しては大きい犬ほど成績がよかった。ですがその他7種類のテストでは関係なしとなった。

 

結論としては、脳の大きい犬種が一概に“賢い”というわけではないようです。

 

 

確かに、犬種によって得意分野は異なりますし、同じ犬種でも個体差も大きいしな、、、と納得しました。

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